中国北部の主要石炭積出港6港の直物価格を反映する環渤海一般炭（5,500kcl/kg）価格指数（BSPI）は、2015年末〜2016年初にかけて過去最低のトンあたり371元を記録したが、2月、3月に入って若干持ち直し、2016年第13週（4月6日）まで4週連続389元を維持している。ただ、1年前の2015年第13週（4月8日）の459元と比べると、70元（15.3%）下落している。

　「供給側の改革」の方針に従い、今後は主要産炭地での構造改革（不採算企業の淘汰、過剰な生産能力や在庫の解消等）が進展する。また、鉄道の石炭輸送費引き下げ、石炭の暖房需要期終了などの要素が、今後の石炭価格にどう影響を及ぼすか注目される。

（出所）秦皇島煤炭網のデータをもとに作成

（秦皇島煤炭網4月6日）