旧正月休暇期間中の石炭生産が大幅に増加した。今年の旧正月大晦日（2月6日）の全国石炭生産量は409万トンに達し、旧正月元旦の2月7日は378.02万トンとなった（うち国有重点炭鉱が325.96万トン）。石炭企業の商品在庫は3,513.34万トンに達し、1月以来続いていた在庫低下の局面を脱した。

　一方、旧正月休暇期間中に秦皇島、天津など北方の主要石炭積み出し港から合計888万トンの発電用石炭が輸送された。前年同期比76％増である。秦皇島は2日連続で1日90万トン近くの石炭を輸送し、過去最高を記録した。

　海運や鉄道のみならず、内蒙古や広西では自動車による発電用石炭の応急輸送体制が組まれた。

　発電用石炭在庫の深刻な不足を来たしていた南方電網も含めて、全国の発電用石炭在庫は現在基本的に平常水準に回復している。

　（中国煤炭資源網 2月13日）