国家発展改革委員会は4月11日、甘粛省、内モンゴル自治区、吉林省が提出していた再生可能エネルギーの活用計画案を承認し、3地域に試行地点として取り組みを進めるよう求めた。

  3地域では、風力、太陽光等の再エネ発電の新規建設が急激に進んだが、景気減速による電力需要減や域外への送電網建設が不十分であることなどを背景に、再エネによる発電電力供給が需要を大きく上回り、余剰電力を廃棄している。2015年の風力発電の余剰電力廃棄率は、甘粛省39%、吉林省32%、内モンゴル自治区18%だった。このため、再エネによる発電電力をどう活用するかが喫緊の課題となっている。

（中国能源報4月12日）