国家発展改革委員会と能源局は《エネルギー技術革命創新行動計画(2016〜203年）》を通達するとともに、《エネルギー技術革命重点創新行動ロードマップ》を公表した。

　この行動計画は、2020年の目標として、エネルギー自主創新（イノベーション）能力を大幅に引き上げること、一連のキーテクノロジーにおいてブレークスルーを実現すること、エネルギーの技術と設備、中核部品や材料の対外依存度を大幅に引き下げること、エネルギー産業の国際競争力を大幅に高めること、エネルギー技術創新体系を基本的に形成することを明確にしている。さらに、2030年の目標として、中国の国情に適した整ったエネルギー技術創新体系を構築すること、エネルギー自主創新能力を全面的に向上させること、エネルギー技術水準が全体的に国際先進水準に達するようにすること、エネルギー産業と生態環境の協調的で持続可能な発展を支えること、世界的なエネルギー技術強国入りすることを掲げている。

　今回の行動計画で特に注目されるのには、「非在来型石油ガス及び深層、深海石油ガス開発技術のイノベーション」「石炭クリーン・高効率利用技術のイノベーション」「二酸化炭素回収・利用・貯留技術のイノベーション」「先進原子力技術のイノベーション」「使用済み核燃料の処理及び高放射性廃棄物の安全処理技術のイノベーション」「水素エネルギーと燃料電池技術のイノベーション」「先進的蓄エネルギー技術のイノベーション」「エネルギーインターネット技術のイノベーション」など15項目の重点任務を掲げていることである。また、ロードマップはこれら15項目の任務について、具体的なイノベーションの目標、行動措置や戦略指針を明確にしている。

　（中国証券網 4月19日）