4月22日付外国報道によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)海外勘探査開発公司の王仲才高級副総経理（上級副社長）は21日、CNPCはロシア政府が主導するRosneftの民営化に参加する意向であると表明した。Rosneftはロシア最大の石油企業である。

　ロシアはRosneftの株式の19％を引き受ける戦略投資家を求めている。ロシアは油価下落のため、予算の編成がうまく行かず、今年末の議会選挙と2018年の大統領選までに資金を調達する必要に迫られている。

　王仲才氏は取材に対し、CNPCはRosneftに資本参加する意思があり、中露両国首脳が取引の具体的細目について討議することになると表明した。

　ロシアはすでにVTB bankや別の石油企業であるBashneftなど、大企業に対する持ち株引き下げに着手しているが、市況が芳しくないため、過去数年間、持ち株を売却することが出来ないままである。

　（網易財経 4月22日）