パキスタン外務省報道官Mohammad Sadiqは14日の記者発表において、もし中国がIPI天然ガスパイプライン(イラン−パキスタン−インド)に参加するのなら、パキスタンは熱烈に歓迎すると述べた。 IPI天然ガスパイプラインをめぐっては、インドが逡巡しているため、着工できない状況が続いている。インドが決断に踏み切らないのは、米国の圧力を受け、米印間の民間用原子力技術の取引が水泡に帰すことを恐れているからである。さらに、米国は別のパイプラインを建設してインドに天然ガスを供給することにも同意している。米国がIPIパイプラインに反対するのはイランに対する懲罰の意味がある。 一方、Mohammad Sadiq報道官の発言に先立つ数日前、海外メディアは、中国がパキスタンの提案に大きな興味を抱いていると報じた。Mohammad Sadiqは、もし中国が参加するなら、IPI天然ガスパイプラインを中国国内まで延長することも出来るとしている。 インドは先週、IPIパイプラインについて最終交渉をしようとのイランの提案を拒絶し、テヘランで開かれるイラン、インド、パキスタン3国予備会議に出席することも拒否した。 Mohammad Sadiq報道官は、インドは日増しに深刻化するエネルギー不足の危機を解決するため、安定した海外エネルギー供給源の確保を迫られているとして、「インドが依然IPI天然ガスパイプラインに関心を有していると信じる」と述べ、「歴史的にも、文化的にも、そして地政学的にもIPIパイプラインはインドにとって最適である」と指摘した。 (中国油気管道網 2月15日)
パキスタン外務省報道官Mohammad Sadiqは14日の記者発表において、もし中国がIPI天然ガスパイプライン(イラン−パキスタン−インド)に参加するのなら、パキスタンは熱烈に歓迎すると述べた。
IPI天然ガスパイプラインをめぐっては、インドが逡巡しているため、着工できない状況が続いている。インドが決断に踏み切らないのは、米国の圧力を受け、米印間の民間用原子力技術の取引が水泡に帰すことを恐れているからである。さらに、米国は別のパイプラインを建設してインドに天然ガスを供給することにも同意している。米国がIPIパイプラインに反対するのはイランに対する懲罰の意味がある。
一方、Mohammad Sadiq報道官の発言に先立つ数日前、海外メディアは、中国がパキスタンの提案に大きな興味を抱いていると報じた。Mohammad Sadiqは、もし中国が参加するなら、IPI天然ガスパイプラインを中国国内まで延長することも出来るとしている。
インドは先週、IPIパイプラインについて最終交渉をしようとのイランの提案を拒絶し、テヘランで開かれるイラン、インド、パキスタン3国予備会議に出席することも拒否した。
Mohammad Sadiq報道官は、インドは日増しに深刻化するエネルギー不足の危機を解決するため、安定した海外エネルギー供給源の確保を迫られているとして、「インドが依然IPI天然ガスパイプラインに関心を有していると信じる」と述べ、「歴史的にも、文化的にも、そして地政学的にもIPIパイプラインはインドにとって最適である」と指摘した。
(中国油気管道網 2月15日)