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【石油・天然ガス】

中国からヤマルLNG事業向けに生産設備が出航 (16/04/28)
2016/4/28
中国【石油・天然ガス】

 4月27日、大型LNG生産モジュールが青島港からロシアのヤマルLNG事業基地へtと出航した。1万3,000海里余りの航海になり、インド洋と大西洋を越えて6月末に北極圏にあるロシアSabetta港に到着する。

 ヤマルLNG事業の株主であるロシアノヴァテク社のアレクサンドル・フリードマン副会長によると、青島ではヤマルLNG事業向けモジュールが36件生産され、総重量は約18万トンに上る。全てのモジュールは今年8月までにロシアに到着する。

 ヤマルLNG事業は世界で最も規模が大きく、最も緯度が高い場所に立地するLNG事業になる。同事業は19の鉱区に分布する天然ガス井208坑を開発する。2019年にLNG生産ライン3本が完成すると、LNG年産1,650万トン、コンデンセート年産100万トンになる。同事業は中国石油天然ガス集団(CNPC)が株式の20%保有し、シルクロード基金も9.9%保有している。
 
 同事業のLNGの96%についてはすでに長期供給契約が結ばれており、大部分はアジア太平洋地区へ輸出する計画である。うち中国へは年間300万トンが安定的に供給される。

 (国際在線 4月28日)