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チベット初の100万kW級水力発電所が着工 (16/04/29)
2016/4/29
中国【電力】

 チベット初になる設備容量100万kW超の水力発電所 ―― 蘇洼水力発電所が着工された。2017年末には大型河川の堰きとめを実現し、2021年には1号機の発電を開始する計画である。

 蘇洼水力発電所はチベットと四川省の境界を隔てる金沙江に建設され、金沙江上流水力発電「1ダム・13カスケード開発」計画の第10カスケード水力発電所になる。総設備容量は30万kW×4基で120万kWに上り、事業総投資額178.9億元、通常貯水水位2,475m、ダム総容量6.74億m3、年平均発電電力量54億2,600万kWhになる。

 金沙江上流に大型水力発電所が建設されるのは蘇洼水力発電所が初めてになる。共産党中央第5回チベット工作会議が確定したチベット経済社会発展支援重大事業及び国家西電東送エネルギー連携基地建設事業の初めての事業になる。「西電東送」(西部から東部への送電)「蔵電外送」(チベットからの対外送電)の構築や現地の経済社会発展の促進など重要な戦略的意義を備えている。

 (中国チベット新聞網 4月29日)