米国の石油・天然ガスメジャーであるシェブロン(Chevron)は手持ちのミャンマー天然ガス鉱区の株式を全て売却することにした。総額13億ドルに上る見通しであり、ミャンマー所在の資産取引では過去最大のものになるだろう。

　油価の下落が続く中、シェブロンは現金を保留するとともに非中核資産を手放すことを計画しており、ミャンマーの鉱区売却もそのことが背景にある。ミャンマーは昨年選挙を実施して外資への開放を加速させている。

　消息筋によると、シェブロンは今回の取引案件をめぐって目下米国の投資銀行と協力を進めているところであるが、同社はコメントを拒否している。シェブロンはミャンマーでは約20年にわって事業を運営している。

　（中国管道商務網 5月10日）