5月9日、「権威人士」が再び中国経済について語り、同日の人民日報に「第13次5ヵ年計画初年度第1四半期の大勢 ― 権威人士が当面の中国経済について語る」と題する1万字の長文を掲載した。

　「権威人士」が人民日報で中国経済について語るのは今回が3回目になる。1回目は2015年5月25日の「中国経済5つの問い」、2回目は2016年1月4日の「供給側構造改革7つの問い」であった。

　「初年度第1四半期の大勢」は、「経済情勢をどう見るか」「マクロ調節をどうするか」「供給側改革をどう推進するか」「エクスペク テーション・マネジメントをどうするか」「経済リスクをどう防ぐか」の5つの問いから構成される。

　論文は中国経済は「U」字型回復も、まして「V」字型回復も不可能であり、「L」字型が流れになると指摘する。また、株式市場、為替市場、不動産市場の政策の方向性について、「それぞれの機能的位置づけに立ち返り、それぞれの発展の原理を尊重すべきであり、単純に成長の手段としてはならない」と明確に主張している。

　（網易財経 5月10日）