国務院は《製造業とインターネットの融合・発展の深化に関する通達》を出した。これにより、「中国製造2025」と「インターネット＋」行動の2大戦略が協調的に推進、発展することになる。

　今回の意見書は、製造企業のイノベーション活力の喚起、ポテンシャルの掘り起こし、動力源の転換を主軸に、製造業とインターネットの融合「双創」（大衆創業・万民創新）プラットフォームの構築を足掛かりとして、新しいモデルと新しい業態を育成することやIT産業の支えを強化することを打ち出している。

　2018年の目標として、重点製造業種の基幹企業のインターネット「双創」プラットフォームの普及率を80％とし、これを製造業の転換とグレードアップの新たな動力源とする。そして、2025年の目標として、製造業とインターネット融合の「双創」体系を基本的に完備し、製造業の総合力の大幅な向上を実現する。

　意見書は製造業とインターネットの融合と発展の深化に向け、次の7項目の主要任務を明示している。

　・製造企業のインターネット「双創」プラットフォームの構築
　・インターネット企業による製造業「双創」サービス体系構築
　・製造業とインターネット企業の異業種間の融合に対する支援
　・製造業とインターネットの新たな融合モデルの育成
　・融合と発展を支える基盤の強化
　・融合と発展のシステムとソリューションの能力向上
　・工業情報システムの安全水準向上

　（北京商報 5月23日）