5月20日、環境保護部は今年第1四半期において汚染物排出基準の超過が深刻であった国家重点監視対象企業のリストを発表した。19の省・自治区の75社が今回のリストに入り、中国石油天然ガス集団(CNPC)、華電集団、中国石油化工(SINOPEC)など中央企業の所属企業も含まれている。環境保護部の説明によると、基準超過企業のうち2社は廃水排出基準を大きく超過し、残りの73社は排ガス基準を大きく超過した企業であった。

　リストに入った75社は河南、湖北、内蒙古など19の省・自治区に広がっており、中央企業所属企業や上場公司も少なくなかった。中石油大連石化分公司、吉林石化分公司動力一廠、大慶石化分公司煉油廠、大慶石化分公司熱電廠、華電能源股份有限公司富拉爾基発電廠、富拉爾基熱電廠、中石化集団南京化学工業有限公司連雲港碱廠、鞍鋼集団鉱業公司斉大山鉄鉱などの中央企業所属企業は大気汚染物排出基準を大幅に超過していた。

　環境保護部は、今回リスト入りした国家重点監視対象企業に対し、環境保護法の要件に従い、汚染と危害を防止する有効な措置を講じて、直ちに違法排出行為を是正し、環境保護義務を主動的に履行し、環境保護順守の主体としての責任を果たすよう求めている。

　（法制日報 5月23日）