15日、中国・カザフスタン天然ガスパイプライン有限責任会社(Asia Gas Pipeline LLP)がカザフスタンで登記され、正式に発足した。

同社(AAP)は、カザフスタン領内における中央アジア天然ガスパイプライン1,293kmの建設と運営に当たる。同パイプラインは、西はカザフスタンとウズベキスタンの国境から、東は中国のホルコスまで伸び、ホルコスで西気東輸二線に接続する。

なお、中国・ウズベキスタン天然ガスパイプライン有限責任会社は1月30日に発足していた。今回、中国・カザフスタン天然ガスパイプライン有限責任会社も発足したことで、ウズベキスタンとカザフスタン両国でパイプラインの建設と運営に当たる法人が誕生し、融資や入札等の業務も正式に展開できることになる。2009年末の中央アジア天然ガス開通と中国の新たな国際エネルギールートの実現に向け、また一歩近づいたと言える。

（中国能源網 2月20日）