国家電網冀北電力公司は《グローバルエネルギーインターネット張家口イノベーション実証区発展白書》を発表し、初めてグローバルエネルギーインターネットの「ショールーム」を展示した。

　張家口イノベーション実証区は国家電網公司が未来の電力グリッドの形態を模索する重要な実践であり、冀北電力公司は第13次5ヵ年計画期に230億元投じて、フレキシブル直流送電、バーチャルシンクロ発電機、高冷却液化圧縮空気蓄エネルギー、EVバッテリー段階的利用型蓄エネルギー、フレキシブル変電所並びに交直流配電網の5大実証プロジェクトの開発を展開するとともに、特高圧(UHV)、車聯網(IoV)、クリーン・エネルギーへの転換、電力への転換、冬季オリンピック総合付帯事業の5大重点プロジェクトを推進して、規模、技術革新、経済適用性の面から、グローバルエネルギーインターネット建設に向けた科学的道筋を探究する。中でも北京・チベット高速道路張家口区間の「オリンピック迎賓PV回廊」は2017年に北京へ暖房供給を開始する見通しであり、冬季オリンピックプロジェクトに合わせて、オリンピック専用エリアで電力消費の100％のクリーン化と専用エリアにおける交通用クリーン・エネルギーの全面供給を実現する。

　（人民日報 5月30日）