中国燃気や新奥燃気の上場に続き、河北正茂燃気有限公司が5月26日、今後3年かけてA株資本市場へ進出すると宣言した。民営都市ガス企業が相次いで資本市場に進出していることは天然ガスの販売量のさらなる上昇を促すことになる。

　中国の環境保護関連法規の厳正な執行や国家発展改革委員会の工業用天然ガス価格の大幅引き下げは、都市ガス産業の発展にとって朗報になっている。こうしたことを背景に、民営都市ガス企業の資金調達や買収が活発になっている。例えば、河北正茂燃気有限公司が今回資本市場へ進出する意向を示したのは、貴州省東南地区、黒龍江省ハルビン、陝西省延安等で都市ガス事業の合併買収を進めていることも密接に関連している。

　（中国石油報 6月1日）