2007年は高度成長に推される形で石油生産量が増加した。中国石油化学工業協会の情報によると、2007年の中国の原油生産量は1億8,665.7万トン、前年比1.6％増となった。ガソリン、軽油、灯油からなる石油製品生産量は1.95億トン、前年比7.2％の増加である。2007年の原油精製量は3億2,679万トン、前年比6.4％となり、伸びは2006年の6.3％と横ばいであった。

　2006年に比べ、原油生産量の伸びは0.1ポイント下がったが、なお緩やかな伸びを維持し、生産量は過去最高を記録した。石油製品生産量の伸びは2006年に比べ2.7％上昇し、生産量の絶対値もまた過去最高を更新した。

　なお、海関総署の発表によると、2007年の原油純輸入量は1億5,928万トン、前年比14.7％の増加となった。

　この数年、東北の旧油田群の生産量は低下傾向にあるが、西部地区及び海底油田の生産量が比較的速やかな伸びを示し、主力油田の減産分を補っている。しかし、国内の原油供給の伸びが需要の伸びに追いつかないため、原油輸入量が拡大している。

　（中国網 2月21日）