保守シーズンに入ったため、中国の5月の原油精製量の伸びが全体的に8ヵ月ぶりの低い水準に下がった。国家統計局が6月13日に発表した統計によると、5月期の原油精製量は前年同月比0.1％減の4,423万トン(1,046万BD)に下がり、昨年9月以来の低い水準になった。過去最高を記録した今年4月の1,093万BDに比べると4.3％の低下になった。
　
　5月は国営製油所と独立系小規模製油所（ティーポット製油所と呼ばれる）はいずれも定期的な保守シーズンに入った。業界サイトOilchem.netの統計によると、5月中旬には中国の主要製油所の稼動率は73％に下がり、「ティーポット製油所」の平均稼動率は51.7％に下がった。

　また、5月の中国の原油生産量は前年同月比7.3％減の1,687万トン(399万BD)に下がり、一方、5月の天然ガス生産量は前年同月比4.3％増加して1,080億cbfに上った。また、5月の石炭生産量は前年同月比15.5％減少して2億6,375万トンになり、月間減少幅は2015年4月以来の最大を記録した。

　 (新浪財経 6月13日)