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【エネルギー全般・政治経済】

中国はエネルギー構造最適化を堅持し水力発電を重点的に開発 (16/06/15)
2016/6/15
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家能源局の王暁林副局長は6月14日、「第2回グリーンエコノミー・気候変動国際協力会議」において、中国は第13次5ヵ年計画期にエネルギー構造の最適化とグリーンエネルギーの発展を堅持すると表明した。王副局長は次のように表明した。

 第13次5ヵ年計画綱要は、2020年に一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率を15%とし、天然ガス消費の比率を10%にする一方、石炭消費の比率を58%以内に抑制することを明確にしている。この目標を達成するため、中国は引き続きエネルギー構造の最適化を堅持する。第1に、天然ガス供給を増やす。第2に、水力発電開発に力を入れ、特に西南地区の水力発電資源開発を重点的に進め、大型水力発電所の建設を整然と推進する。第3に、原子力発電の安全な開発を進める。第4に、風力発電開発に力を入れ、「三北(西北・東北・華北)」地区の風力発電の健全な発展を推進し、中東部と南部地区の風力発電の開発加速を奨励して、9大現代化風力発電基地を構築する。また、洋上風力発電の研究と開発を進め、2020年には風力発電設備容量を2.1億kWとする。第5に、太陽エネルギー開発に注力し、2020年には太陽光発電設備容量を1.1億kWとする。第6に、バイオマス、地熱等の新エネルギー開発に前向きに取り組み、2020年には地熱利用規模を標準炭換算で5,000万トンとする。

 (中国煤炭資源網 6月15日)