6月14日、四川省最大の石炭企業である四川省煤炭産業集団（川煤集団）は、2015年度第1期短期融資券の償還に不確実性が存在するとの特別リスク提示公告を発表した。

　公告によると、2016年6月15日に満期を迎え元利償還が予定されている「15川煤炭CP001」の期限通りの償還に不確実性が存在する。同社の資金チェーンがタイトであり、本来計画されていた資金調達案が未だに実現していないため。

　1週間前、川煤集団は「15川煤炭CP001」の償還方法について公告し、外部からは今期の短期融資券は期日通りに償還されると見られていたが、わずか1週間でその承諾は空手形になり、川煤集団の短期融資券はすでに実質上デフォルトになっている。

　川煤集団の信用格付けはすでにBBBクラスに引き下げられた。先月末以来の2回目の引き下げになる。

　（証券時報 6月16日）