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台湾の国泰世華銀行がミャンマーのグリーン・ファイナンスに照準 (16/0701)
2016/7/1
アジア【新エネルギー】

 台湾に本社を置く国泰世華銀行(Cathay United Bank)はグリーン・エネルギー事業への融資を提供することでミャンマーでの銀行免許取得に向け3度目の挑戦を試みる。CUBは2014年、ヤンゴンに代表事務所を設置している。

 CUBはミャンマーの第1回及び第2回の銀行免許申請に参加したが、成功しなかった。CUBのPaul Lin副総経理は「ミャンマー中央銀行(CBM)から招請があれば、3回目の申請を行う」と述べた。

 Paul Lin副総経理は、CUBはもし銀行免許が交付されれば、グリーン・ファイナンスにも手を広げることができると表明し、特にソーラー発電所を挙げた。

 外国企業はすでにミャンマーでソーラー事業に投資している。2014年8月には米国のプライベート・エクイティ・ファンドACO Investment Groupが、4億8,000万ドルに上るマンダレー近郊の150MWソーラー発電所開発に関して関係省庁と契約した。

 また、2014年10月には、タイのGreen Earth Power CompanyがMagwe管区Minbu近郊の敷地面積850エーカーにおける220MWソーラープラント開発への3億5,000万ドルの投資をめぐって協定に調印した。

 CUBは台湾でのグリーン・ファイナンスとグリーン発電事業で知られており、中国、日本、米国へもそのモデルを広げている。Paul Lin副総経理によると、CUBは1,000件の事業に融資しており、ソーラー発電能力は216MWに上る。

 (Myanmar Times 7月1日)