世界エネルギー研究所(WRI)の最新のリサーチから、中国のシェールガス埋蔵量は米国のほぼ2倍に当たる30兆m3以上に達し、世界第1位であることが分かった。一方、2004〜2006年の中国石油ガス資源評価結果によると、中国のオイルシェール（油頁岩）資源は7,199.4億トン、オイルシェール可採資源量は2,432.4億トンになる。

　また、シェールオイル資源は476.4億トン、シェールオイル可採資源量は159.7億トン、シェールオイル回収可能資源は119.8億トンであり、中国の20の省・自治区、47の盆地、80の鉱区に分布している。

　その中で松遼、オルドス、ジュンガルの3つの盆地のオイルシェール資源は全国の74.24％を占め、また、回収可能シェールオイルでは全国の64.2％を占める。埋蔵量は最も大きいのは吉林、遼寧及び広東である。

　2020年には中国のシェールガス生産量は約610億m3に増加する公算である。中国は32兆m3のシェールガス資源を有しており、米国を68％上回る。中国国土資源部の予測は25兆m3と控えめであるが、それでも米国の埋蔵量より32％大きい。　

 (天然気工業 7月1日)