国内の石油製品の供給を確保するため、1月の石油製品輸入は著しく増加した。

　税関統計によると、1月期の軽油輸入は84万トン、前年同期比631.8%増、ガソリン輸入は2.98万トン、252.9%増と大幅に増え、灯油輸入は54万吨、8.7%増となった。一方、同月のガソリン輸出量は6万トン、前年同期比81.8％減となった。なお、1月期の原油輸入は1,394万トン、前年同期比1.8％増となり、原油輸出は前年同期比40.8％減の18万トンに落ちた。

　業界筋によると、1月期の石油製品輸入が大幅に拡大した背景には、昨年下半期の石油パニックが依然影を落としていることと、旧正月を控えて市場の安定を図ったことがある。国内市場の逼迫はすでに緩和されており、2月期の石油製品輸入は低下し、特に計画外の輸入は停止になるだろう。中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工(SINOPEC)は先月の段階で、計画外の軽油輸入を検討していないと表明しており、広東省にあるSINOPECの石油タンクもほぼ満タンになっている。

　（中国石化新聞網 2月25日）