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【石油・天然ガス】

中国 8月の原油生産量が引き続き低下 輸入量は急増続く (16/09/19)
2016/9/19
中国【石油・天然ガス】

 8月期の原油生産量が引き続き低下し、一方、輸入は急速な増加を維持した。精製量は比較的安定し、石油製品の輸出は大幅に増加した。

 1. 原油生産量は引き続き低下

 8月期の原油生産量は前年同月比9.9%のマイナスになり、月間減少幅では2003年以降最も大きいものになり、年初以来の低下傾向が継続した。国際油価の低迷を受けて、企業の計画的な減産が鮮明になっている。

 2. 原油輸入は急速な増加続く

 国際油価の持続的低迷と民営製油企業の原油輸入枠獲得の影響で、年初以来、原油輸入量はほぼ2ケタ台の増加を維持している。1〜8月期の原油輸入量は前年同期比13.5%の増加になり、生産量と輸入量の合計の中で輸入量の占める比率は65.0%に達し、前年同期を4.2ポイント上回った。

 3. 原油精製量は比較的安定

 8月期の原油精製量は若干のマイナスになり、前年同月比0.7%減になった。1〜8月の原油精製量は前年同期比2.1%増。2015年以降、いずれの月も1日当たりの原油精製量は140〜150万トンである。

 4. 石油製品輸出が大幅に増加

 1〜7月の石油製品(ガソリン・灯油・軽油・その他重油及びナフサ)の輸出量は2,603万トン、前年同期比52.1%の増加になった。うちガソリンは542万トン、145.2%増、灯油は685万トン、46.1%増、軽油は812万トン、181.8%増になる。その他重油は前年同期比27.3%減。石油製品輸出量の大幅な増加は、主に近年の原油精製能力の増加が背景にある。

 (網易財経 9月19日)