ロンドンのEnergy Aspects社によると、修理シーズンや輸入に関わる物流制限の影響により、中国の地方製油所の8月期の原油輸入量は前月と横ばいの100万B/Dに止まった。

　Energy Aspects社によると、8月期に輸入された原油のほとんどは中国の取引業者が購入したものであり、地方製油所が直接調達した原油は46万B/Dだけであった。このような傾向は今後数ヵ月続くだろう。なぜなら、中国政府は脱税の摘発を進めており、そのため地方製油所はますます慎重になるからである。また、地方製油所は取引業者を通してより良い条件で取引を行うことを望む傾向にある。Energy Aspects社は、地方製油所は輸入枠を使い切ることが必要であり、そのため地方製油所の原油輸入は増加すると指摘している。

　（中国石化新聞網 9月27日）