2月29日に甘粛省河西回廊、内蒙古西部等で黄砂が発生した影響で、3月1日、華北地区でも今年初の黄砂が発生した。林業局は黄砂観測及び被害詳報を出すとともに、緊急配置を布いた。

　今回の華北地区の黄砂は、山西省の大部分、北京・天津地区、河北省中南部及び山東省北部に及んだが、北京・天津地区への影響は小さかった。影響を受けた地域は35万m2、人口は1.1億人に上った。影響を受けた地区では未だ農業活動が行われていなかったため、農業、林業、牧畜業に対する影響は小さかったが、黄砂発生地区の都市交通には影響が及び、大気環境が悪化、市民生活にも影響が出た。

　専門家は、今春の北方地区の黄砂発生日数は2007年に比べ著しく増加し、強い黄砂が発生する可能性も昨年より高いと予想している。

（人民網 3月3日）