2016年12月の韓国のイラン原油輸入は、1年前と比べて8倍近く増加した。2016年通年ではイラン原油の輸入量は2015年の2倍を超えた。これは、昨年1月にイランを対象とした制裁を解除したことによる。ロイターが報じる税関資料によれば、世界第5位の原油輸入国である韓国は、2016年12月にイラン原油を155万トン、即ち367,317bpd購入した。前年同月(2015年12月)は約207,629トン、同年前月(2016年11月)は173万トンであった。
2016年12月の韓国のイラン原油輸入は、1年前と比べて8倍近く増加した。2016年通年ではイラン原油の輸入量は2015年の2倍を超えた。これは、昨年1月にイランを対象とした制裁を解除したことによる。ロイターが報じる税関資料によれば、世界第5位の原油輸入国である韓国は、2016年12月にイラン原油を155万トン、即ち367,317bpd購入した。前年同月(2015年12月)は約207,629トン、同年前月(2016年11月)は173万トンであった。
2016年11月、韓国のイラン原油輸入は、1年前より4倍超増加したが、これは現代化学の新しいコンデンセート・スプリッターが、イランからの超軽質油に対する需要を増進させたことによるものである。韓国の原油輸入データは、通常コンデンセートを含むが、原油、コンデンセートを仕分ける内訳は含まない。
韓国は、イラン原油の主要な買い手の一つに数えられる。2016年韓国のイラン原油輸入は1,400万トン、即ち、281,187bpdであるが、これは2015年の570万トン、即ち、114,595bpdと比べて145.4%増である。イランは、OPECのメンバー国ではあるが、昨年OPEC加盟国間で合意された供給量削減の取り決めについては、その実施を免除された。
一方、2016年12月のサウジアラビアからの原油輸入量は、その前年2015年比6.7%増で401万トン、即ち、948,936bpdとなった。この韓国にとって最大の原油供給国であるサウジアラビアからの2016年通年の原油輸入は、2015年比5%増で、4,381万トン、即ち、879,832bpdとなった。
税関資料によれば、アジア第4位の経済規模を持つ韓国の2016年12月の原油輸入の総量は、1,324万トン、即ち、313万bpdであり、これは2015年12月の1,340万トン比1.2%減である。韓国の2016年通年の原油輸入量は、1億4,395万トン、即ち、289万bpdであり、これは、前年2015年の1億3,783万トン比4.4%増である。
2016年12月の原油輸入に関する最終データは、韓国国営のKNOCより2017年1月中に公表される予定である。
(Financial Tribune 1月16日)