ノルウェーUpstreame Onlineの報道によると、3月5日、ロシア天然ガス会社ガスプロム(Gazprom)とウクライナ国営ナフトガス社（Naftogaz）は、ロシアからウクライナへの天然ガス供給を100％回復することで合意した。

　今回の合意で、ナフトガス社は今年1〜2月の天然ガス未払い代金をロシアに支払うことに同意し、ロシアから欧州へのウクライナ経由の天然ガス輸出は完全に回復されることになった。

　なお、ガスプロムは3月4日からウクライナ向け天然ガス供給量を半分に減らし、ウクライナの代金未払い問題が解決できなければ、さらに供給を削減する可能性もあると表明していたが、ロシアの強硬な措置はEUと米国の懸念を招いていた。欧州は天然ガスの25％をロシア産に依存しているが、そのほとんどがウクライナを経由するパイプラインによって欧州に輸送されている。

（中国石化新聞網 3月6日）