ロシア最大の独立系原油生産企業であるルクオイル傘下の海外石油・天然ガス企業LUKoil OverseasがSoyuzNefteGazと、SNG社（SoyuaNefteGaz Vostok社も含む）の全株式を買収する契約に調印した。買収額は5.8億ドル。SoyuzNefteGazはウズベキスタン共和国のGissar及びUstyurt地区西南部油田の生産物分与契約に参加している。

　今回の契約により、ルクオイルは埋蔵量1,000億m3と見られるウズベキスタンの7つの天然ガス田に参入することが可能になる。同ガス田の生産物分与契約は2007年1月に調印され、2007年4月から発効していた。有効期間は36年間である。

　ルクオイルの同プロジェクトへの投資額は7億ドルに上ると見られる。同社はすでに7,000万ドルを投じている。

　ルクオイルによると、同ガス田から産出する天然ガスは、Shurtan天然ガス化学工場で処理され、ガスプロムの輸送ネットワークを通して他の地域に送られる。また、原油はShurtanを経て、最終的にブハラ(Bukhara)とフェルガナ（Fergana）に送られる。石油と天然ガスの製品（ガソリン、軽油、重油、工業用油、液化天然ガス及び灯油）はCIS Vostok社が販売する。

　（中国石化新聞網 3月10日）