北京市城市管理委員会からの情報によると、北京市は今年の石炭消費量を30％縮減し、石炭消費総量を700万トン以下にまで削減する。また、城内6区と南部平原地区は基本的に「石炭フリー」を実現する。

　北京市城市管理委員会の柴文忠副主任によると、北京市は今年、蒸気換算10トン以下の石炭焚きボイラーを全て淘汰し、700の村で石炭からクリーン・エネルギーへの転換を進める。農村地区の低品質石炭の分散燃焼を撤廃し、高品質石炭への転換を完全に実現する。また、暖房用及び工業用石炭焚きボイラーのクリーン化に向けて改造を加速し、10月末までに蒸気換算4,000トン前後の改造を完了する。

　一方、天然ガスの供給を保障するため、CNPCの陝西・北京第4パイプラインの建設を急ぎ、10月末には稼動を実現する。北京市は村と鎮の天然ガス送配管網を完備し、パイプラインガス、LNG、CNGからなる多元的で相互補完の農村天然ガス保障体系を形成する。

　（新華社 3月24日）