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向こう20年間の中国の再生可能エネルギーの増量は欧米の合計を上回る BPエネルギーアウトルック (17/03/31)
2017/3/31
中国【新エネルギー】

 科技日報3月30日北京電によると、北京で発表された《BP世界エネルギーアウトルック(2017年版)》中国語版は、中国は向こう20年間、再生可能エネルギー増量の原動力であり、中国の再生可能エネルギーの増量はEUと米国の合計を上回るとの予想を示している。

 《BP世界エネルギーアウトルック(2017年版)》によると、2015〜2035年に世界のエネルギー需要は約30%増加し、年平均増加率は1.3%になると予想されるが、エネルギー需要の伸び率は世界のGDPの年平均成長率を著しく下回り、このことは技術の進歩と環境に対する関心によってエネルギー効率の向上が実現することを意味する。

 《BP世界エネルギーアウトルック(2017年版)》の予想によると、2035年には中国が世界のエネルギー消費総量の26%を占め、世界のエネルギー消費の純増加量の35%を占める。中国のエネルギー強度(GDP当たりのエネルギー消費)は2015〜2035年に45%下がり、年平均の減少率は3%になる。中国はよりクリーンな低炭素燃料にシフトし、2020年代中頃には世界の石炭消費はピークに達する。再生可能エネルギーは増加が最も速い燃料になり、年平均増加率は7.6%になる。向こう20年、エネルギー供給の増加量の半分を非化石燃料が占める。ソーラーと風力の競争力の向上に押される形で、再生可能エネルギーは4倍に増える。

 (中国煤炭資源網 3月31日)