ロシア天然ガス大手Gazpromの発表によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)所属の中国石油工程建設公司(CPECC）がロシアアムール州の天然ガス加工工場の建設に参入することになった。

　スプートニクニュース4月4日付報道によると、「公開競争の結果、中国石油工程建設公司がアムール州の天然ガス加工工場の建設に参入することが決まり、EPC契約に調印する」とのことである。

　アムール天然ガス加工工場の総価請負業者であるロシアのNIPIGAS社と中国石油工程建設公司の契約が近日中に調印される。中国石油工程建設公司は設計、製造、設備供給、増圧コンプレッサーラインの建設、乾燥装置、ガス浄化、ガス分溜などの作業を担当する。

　なお、契約上の必要条件として、中国石油工程建設公司はロシアのコンプレッサー設備メーカー及び専業組織を引き入れて、全装置の自動化システムを供給する。

　アムール天然ガス加工工場は2015年10月にアムール州スヴォボードヌイ区で着工され、2021年に操業を開始する計画である。完成すると、世界最大のヘリウム製造工場になる。ヤクートとイルクーツクの天然ガス鉱区で採掘した多成分の天然ガスを「シベリアの力」パイプラインによってこの工場に入れる。

　（中国網財経 4月13日）