中国石油天然ガス集団(CNPC)の王宜林董事長(会長)は、同社が2日以内に200億ドルに上る契約に調印し、米国も含む海外からの原油と天然ガス輸入を増やすとともに、急速に発展するアジアLNG市場に参入すると表明した。王宜林董事長によると、中国は米国からのエネルギー輸入を増やすことはエネルギー供給のさらなる多元化に資するとした。

　また、王宜林董事長は、CNPCは「一帯一路」沿線19ヵ国との間で50件の協力事業を有していると表明し、他の集団企業とも協力して中国のエネルギー需要を賄うことを希望するとした。

　CNPCの資料によると、上述の200億ドルの事業には、サウジアラムコとの共同建設による雲南製油所、40億ドルのアゼルバイジャン天然ガス事業、ロシアガス発電事業、ケニア地熱発電事業等が含まれる。

　（中国能源網 5月15日）