国土資源部地質調査局は5月18日、中国は南シナ海北部神狐海域でメタンハイドレートの試掘に成功したと発表した。海域のメタンハイドレート試掘で連続安定産出を実現するのは世界でも中国が初めてになる。
　
　今回南シナ海神狐海域で試掘に成功したのは泥質パウダーサンド型鉱床であり、将来的に商業価値を備える一種と言える。

　中国の海域だけでもメタンハイドレート想定資源量は800億toeに達する。世界の資源量は2,100兆m3に上り、1,000年の使用に供することが出来る。

　試掘チームは引き続き付近の海域で2〜3ヵ所の鉱区と類型を対象に試掘作業を進め、さらに多くの試掘経験を積み重ね、2030年までのメタンハイドレート商業開発実現に向けて基礎を固める。

　（中国能源網 5月19日）