1. HOME
  2. 中国 【電力】

中国
【電力】

中国葛洲壩集団 「一帯一路」における事業契約総額100億ドル (17/05/25)
2017/5/25
中国【電力】

 湖北省武漢に本社を置く中国葛洲壩集団は中国企業の「走出去」(対外進出)のベンチマークであり、「一帯一路」戦略をリードしている。近年、葛洲壩集団は国際業務を急速に拡大し、今や整ったグローバル市場部署を形成している。海外支社・出先機関100社余りが五大陸に広がり、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線の90%以上の国を網羅している。

 葛洲壩集団の建設中の国際事業は100件余り、うち30件余りが「一帯一路」沿線に集中し契約額は100億ドルに達している。業務内容は、水力発電、道路、鉄道、港湾、建築、送変電など10余りの分野に及ぶ。

 葛洲壩集団が建設を請け負ったパキスタンNeelum−Jhelum(N-J)水力発電所はパキスタンの「三峡プロジェクト」と呼ばれ、「一帯一路」協力の典型である。総設備容量969MW、2018年にフル稼働すると年間発電電量は51.5億kWhになる。

 カタール大型水供給事業はカタールの2022年FIFAワールドカップに向け、周辺の海水淡水化施設と連携して、整った水供給システムを形成し、カタール全国の水需要7日分以上を賄う。

 イランのRudbar水力発電所は葛洲壩集団がEPC総価請負を受注したイランの主力発電所になる。中国とイランの協力の典型である。

 葛洲壩集団はその他にも、「一帯一路」沿線において、55億ドルのアルゼンチンNestor Kirchner及びJorge Cepernic水力発電企業、45億ドルのアンゴラCaculo Cabaca水力発電事業、19億ドルのパキスタンDASU水力発電事業を相次いで落札し、中国企業の「走出去」(対外進出)をリードしている。

 (新華社 5月25日)