ロイター5月25日ケープタウン電によると、南アフリカのEbrahim Patel経済開発相は5月25日、中国石油化工(SINOPEC)に対し、ケープタウン製油所の生産能力を維持するとともにさらに拡大するよう求めた。南アフリカとシノペックは同社がシェブロンから買収したケープタウン製油所について目下商議を進めている。

　中国石油化工股份有限公司（Sinopec Corp.）は3月、シェブロンから南アフリカ所在資産の株式75％とボツワナの子会社を10億ドルで買収すると発表していた。シノペックがアフリカで大型製油事業を買収するのは初めてになる。

　南アフリカ政府が買収事業を承認するにはこれまで長い時間がかかっていた。競争監督機関が独占禁止の権限を有しているだけでなく、雇用を保障する使命も負っているからである。

　Patel経済開発相はシェブロンとの今回の買収案も正式の審査を経ることが必要であると述べたが、シノペックとの協議の詳細については明らかにしなかった。

　（騰訊財経 5月26日）