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【省エネ・環境】

中国発展改革委員会気候司とアジア開発銀行がCCSU協力で合意 (17/06/07)
2017/6/7
中国【省エネ・環境】

 6月6日、《アジア開発銀行の中国大規模CCSU実証技術事業の展開への支援に関するMOU》が北京で調印された。発展改革委員会気候司の謝極巡視員(顧問に相当)、アジア開発銀行東アジア局の小西歩局長及び陝西省発展改革委員会気候処の続大康処長(課長)が調印に立ち会い、気候司の孫楨副司長、西北大学の張雲翔副校長、陝西延長石油集団の王香増副総経理(副社長)及びアジア開発銀行東アジア局エネルギー課のA. BHARGAVA課長がMOUに調印した。

 この技術支援事業は総額550万ドル、アジア開発銀行CO2回収貯留信託基金から無償援助の形で提供する。中国の大規模CCSU技術の研究開発、実証及び普及の速やかな推進を支援することが目的である。事業内容は、第1に西北大学「国家及び地方CCUS技術連合工程研究センター」のキャパシティ・ビルディングを支援し、CCUS政策研究の能力向上を図る。第2に延長石油集団の100万トン/年CCUS大型事業のFSに対する支援である。同事業は中国初の100万トンクラスのCCUS実証事業になり、2015年の米中首脳の気候変動共同声明にも盛り込まれた。

 CCUSの発展は中国が低炭素によってエネルギー革命をリードし、高炭素のエネルギーの低炭素利用を実現する上で重要な戦略になる。中国の気候変動対応やグリーン・低炭素に向けた発展と転換の面で重要な意義を備える。

 (発展改革委員会HP 6月7日)