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【石炭】

中国初の民営企業による石炭間接液化事業が内蒙古オルドスで着工 (17/06/09)
2017/6/9
中国【石炭】

 内蒙古自治区オルドス市政府は6月8日、伊泰集団の200万トン/年石炭建設液化実証事業が同日、オルドス市で正式に着工したことを明らかにした。

 オルドル市政府によると、この事業は民営企業による100万トン級石炭間接液化事業として中国初になる。

 同事業は国が建設を許可した内蒙古自治区第13次5ヵ年計画石炭間接液化産業化実証事業であり、中国が独自知財権を有する「石炭系燃料合成スラリー床工業化技術」を採用し、2016年末に国家発展改革委員会から建設を許可されていた。

 同事業は国家石炭液化実証事業として、中国独自開発の第2世代フィッシャー・トロプシュ合成触媒剤と改良型フィッシャー・トロプシュ合成反応器の生産応用、石炭投入量1日4,000トンの大型粉炭ガス化炉の工業化、100万トン級フィッシャー・トロプシュ合成及び石油製品加工一貫技術と重要装備の工業化応用、石炭間接液化工程の最適化など様々な面で実証任務を請け負う。

 同事業は内蒙古オルドス市ジュンガル旗大路工業パークに所在し、事業総額は290億元余りに上る。

 (中国新聞網 6月9日)