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【石油・天然ガス】

シノペックが建設を請け負ったカザフスタン製油所高付加価値加工事業が試験稼動 (17/06/09)
2017/6/9
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工集団(SINOPEC)新聞弁公室は6月9日、同社が建設を請け負ったカザフスタンのアティラウ製油所石油高付加価値加工事業のメイン装置が先頃試験稼動を開始したと発表した。

 アティラウ製油所は1945年に建設されたカザフスタン最古の製油所であり、同国では3番目の規模の製油所になる。技術と設備の老朽化のため、一度は閉鎖に瀕したが、2009年から芳香族炭化水素事業と石油高付加価値加工事業の2件の現代化グレードアップ改修プロジェクトを実施した。2件の事業はいずれも中国石化煉化工程公司がEPC契約モデルに従って完成させた。総投資額は27億ドル。うち芳香族炭化水素事業は2015年12月に完成し稼動した。カザフスタン最大にして唯一の芳香族炭化水素プラントになる。

 今回試験稼動を開始したアティラウ製油所石油高付加価値事業は年産240万トンの接触分解装置など60のユニットから構成される。石油加工レベルは85%に達し、ユーロ4、ユーロ5排ガス基準に適合するガソリンと軽油を生産することができ、カザフスタンの高規格石油製品の輸入需要を引き下げる。

 (中国新聞網 6月9日)