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中国
【石炭】

安徽省で170万トンのCTOプラントが着工 (17/06/15)
2017/6/15
中国【石炭】

 皖北煤電集団と中国石油化工(SINOPEC)が共同で出資する中安聯合煤業化工有限公司の170万トン/年MTO事業及びオレフィン転化事業のメタノール合成プラントと硫黄回収プラントが正式に着工された。

 メタノール合成プラントと硫黄回収プラントはシノペック南京工程公司が建設を受注し、同石炭化学事業の重要な構成要素になる。うちメタノール合成プラントの生産能力は180万トン/年になり、硫黄回収プラントの生産能力は2万トン/年になる。2018年10月に完成する予定である。事業は2018年末に全て竣工し、2019年6月に稼動させる計画である。

 中安聯合煤業の石炭化学一貫事業はシノペックと安徽省の重点建設事業であり、中安聯合煤業化工有限公司は、中国石油化工股份有限公司(Sinopec Corp.)と安徽省皖北煤電集団有限責任公司の各50%の出資により2010年に設立された。同社の石炭化学一貫事業の中核技術は、シノペックが独自知財権を有するS-MTO技術を採用し、ガス化装置はシノペックが独自知財権を有するSE-東方炉技術を採用する。朱集西鉱の石炭を原料に、メタノール、転化オレフィン(LDPE/PP)、モノエチレングリコール(MEG)等を生産する。

 (国家石油化工網 6月15日)