6月16日の中国石油天然ガス集団(CNPC)全面改革指導小組第18回会議は《海外石油・天然ガス業務体制及び仕組みの改革枠組方案》を議決した。

　同会議は、海外石油・天然ガス業務体制改革に当たって、国有企業改革と石油・天然ガス体制改革の深化に関する国務院の意見書を真摯に実行に移し、CNPCの国際化水準の全体的向上、海外事業経営の収益能力、リスク防止能力及び国際競争力の向上を目標として、現代的企業制度の確立、体制上の障害の打破、海外業務発展の活力と国際経営管理水準の増強を進めて、世界一流の国際石油メジャーを建設することを打ち出した。

　全面改革指導小組組長を務める王宜林CNPC董事長(会長)は次のように表明した。CNPCの海外石油・天然ガス業務は、スタート、規模拡大、急速な成長の20年余りの発展を経て、今や健全な発展段階に入った。第1に、CNPCは国際化の方向性をぶれることなく堅持し、海外業務によって集団公司全体の業務の発展を促進しなければならない。第2に、意思決定効率の向上、一体化面の優位の発揮、技術サポートの強化並びにサービスの共有、党組織工作と監督工作の強化の4つの面に効果を発揮するようにしなければならない。第3に、集団公司と専門公司、海外探査開発公司と探査開発研究院、シノペックと協力パートナーの3つの区分を重視しなければならない。

　王董事長は、《海外石油・天然ガス業務体制及び仕組みの改革枠組方案》の実施において、海外石油・天然ガス業務改革工作指導小組を設けること、海外石油・天然ガス業務体制の完備を通して、協力モデルと運用モデルを持続的に革新すること、「一帯一路」建設により良く融合し国家戦略への貢献に全力を挙げること、石油・天然ガス協力をより深い次元、より高いレベル、より幅広い領域へと進め、海外石油・天然ガス業務の安定的で健全で効率的な発展の実現に努力することを強調した。

　（上海証券報 6月19日）