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【エネルギー全般・政治経済】

神華と国電の合併計画案が国務院に提出 暫定名称は「国家能源投資集団」(17/08/03)
2017/8/3
中国【エネルギー全般・政治経済】

 上場停止から2ヵ月近くになる中国神華と国電電力の合併に関して最新情報が伝わって来た。国電集団と神華集団の合併計画案がすでに国務院に提出されており、新集団の名称は暫定的に「国家能源投資集団」になる。国電集団安全生産部の関維竹処長(課長)が8月2日の第11回中国新エネルギー国際高層フォーラム・低炭素排出削減フォーラムにおいて明らかにした。

 神華集団傘下の上場公司である中国神華と国電集団所属の国電電力は6月5日から上場を停止していた。

 神華集団は中国最大の石炭企業であるが、同社の業務は石炭だけでなく、電力、鉄道、港湾、海運、石炭液化及び石炭化学等に及んでいる。

 一方、国電集団は中国「5大発電集団」の1つであり、発電を本業として、電源の開発、投資、建設、経営並びに管理を主に手掛けているが、石炭、発電施設、新エネルギー、交通等にも業務を広げている。

 業界の大方の認識によると、石炭と電力の複合経営を実現し、石炭と電力を一体化することは、中国の当面の石炭と電力の矛盾を解決する重要な措置になる。両社の関連資産は合併によって1兆8,000億元を超えることなり、発電設備容量は約2.26億kWに達して、中国最大の発電集団企業になる。

 (騰訊財経 8月3日)