ロイター香港/北京8月17日電によると、ニッチ型石油取引商からエネルギーメジャーへの転換を進めている中国華信は現在、ロシア国営石油会社Rosneftと株式買収案件で交渉を進めている。

　消息筋によると、中国華信の葉簡明董事長(会長)とRosneftのセーチンCEOはすでに2回にわたって会談したとのことである。

　中国華信は国有エネルギー企業の高官を招聘し、2015年以降、海外で資産買収を進めている。

　中国の民営企業が主要石油メジャーに投資するのは、中国華信が初めてになる。中国政府は通常、大手国有石油企業3社を通して戦略投資を行っている。

　中国華信は中国の次の石油メジャーになる野心を抱いており、9億ドル投じてアブダビ国営石油会社（ADNOC）から陸上油田権益の4％を近くで買収し、また、カザフスタン国営会社KazMunayGazの子会社であるKMGIの株式51％買収やニューヨークの金融サービス会社Cowen Group（COWN.O）の株式20％の買収でも合意を取り付けている。

　（新浪財経 8月18日）