中国経済の成長エンジン減退の兆しに伴い、中国の原油精製量は2ヵ月連続でマイナスになった。国家統計局のデータによると、7月期の中国の原油精製量は146.8万トンで、前の月に比べ4.4%下がり、前月比の減少幅は2014年以降では最大になった。
中国政府は不動産市場の調節とデレバレッジ措置を採っており、7月期の工業生産高と固定資産投資はいずれも鈍化した。7月の一定規模以上の企業の工業付加価値生産額の伸び率は6.4%に止まり、予想値の7.1%に届かず、6月に比べて1.2ポイント下がった。
ICISのLi Liアナリストによると、マクロ経済の軟化は燃油需要に一定の影響を及ぼしており、独立系製油所は在庫の解消を進める中で機器のメンテナンスを増やし、加えて環境保護検査が厳しくなっているため、稼働率を下げている。
また、7月期の原油輸入量もマイナスになって、6ヵ月来の最低レベルにまで下がった。一方、石油製品の純輸出は19%増加した。
しかしながら、中国の原油需要は鈍化する可能性があるものの、先進諸国や他の新興国の原油需要は増加している。国際エネルギー機関(IEA)は8月11日、2017年の石油需要が当初の予想の140万B/Dを上回って、150万B/D増加するとの見通しを示した。
(国家石油化工網 8月15日)
中国経済の成長エンジン減退の兆しに伴い、中国の原油精製量は2ヵ月連続でマイナスになった。国家統計局のデータによると、7月期の中国の原油精製量は146.8万トンで、前の月に比べ4.4%下がり、前月比の減少幅は2014年以降では最大になった。
中国政府は不動産市場の調節とデレバレッジ措置を採っており、7月期の工業生産高と固定資産投資はいずれも鈍化した。7月の一定規模以上の企業の工業付加価値生産額の伸び率は6.4%に止まり、予想値の7.1%に届かず、6月に比べて1.2ポイント下がった。
ICISのLi Liアナリストによると、マクロ経済の軟化は燃油需要に一定の影響を及ぼしており、独立系製油所は在庫の解消を進める中で機器のメンテナンスを増やし、加えて環境保護検査が厳しくなっているため、稼働率を下げている。
また、7月期の原油輸入量もマイナスになって、6ヵ月来の最低レベルにまで下がった。一方、石油製品の純輸出は19%増加した。
しかしながら、中国の原油需要は鈍化する可能性があるものの、先進諸国や他の新興国の原油需要は増加している。国際エネルギー機関(IEA)は8月11日、2017年の石油需要が当初の予想の140万B/Dを上回って、150万B/D増加するとの見通しを示した。
(国家石油化工網 8月15日)