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中国の新たな石炭価格指数「長江中上流(重慶)一般炭指数」が正式発表 (18/12/10)
2018/12/10
中国【石炭】

 12月5日、2019年全国石炭交易会において、「長江中上流(重慶)一般炭価格指数」が正式に発表された。この価格指数は、中国煤炭工業協会、中国煤炭運銷協会及び重慶市経済情報化委員会の共同指導により、陝西煤炭交易センターが起草を請け負った。

 重慶一般炭価格の発表は長江上流地域の石炭市場指数のこれまでの空白を埋めるものであり、全国の石炭価格指数体系の健全化と完備をより一層進める。長江上流地域の石炭市場の需給関係を即時かつ正確に反映して、地域的な一般炭市場価格の調節メカニズムの形成を導くことになる。企業の生産と消費を誘導する上で重要な意義を備え、各クラスの地方政府のマクロ調節や石炭需給企業の経営において意思決定の根拠を提供するものになる。同時に長江上流の石炭産業チェーンエコシステムの安定と統一及び持続可能な発展を促進する。

 重慶一般炭価格指数は長期契約指数とスポット指数の2つから構成される。取引量と市場の活発度をともに勘案することを原則とし、5500キロカロリー、5000キロカロリー及び4500キロカロリーの3つの標準規格品について発表する。スポット指数は重慶果園港を基準港湾とし、データは重慶地域内の電力、冶金、建材、化学工業、製紙、港湾等の産業の47社から収集し、重慶の工業用石炭の73%をカバーする。物流中継港は万州港、果園港、珞璜港の主要沿江港を包摂し、市場取引の80%以上をカバーする。指数は毎週金曜日午後5時に発表する。すでに合計46回の発表が行われており、最新の長期契約指数(5500キロカロリー)は681、スポット指数(5500キロカロリー)は791になる。

 重慶一般炭指数は陝西煤炭交易センターが陝西価格指数に次いで起草した2番目の価格指数になる。陝西煤炭交易センターは今後、中国煤炭工業協会及び湖北省能源局の指導の下に湖北一般炭指数を起草する。湖北一般炭指数は長江中流地域の一般炭市場価格の変化を反映する。

 (中国能源網 12月10日)