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【省エネ・環境】

中国の建築省エネ 巨大なビジネスチャンスに外国企業も注目 (08/03/25)
2008/3/26
中国【省エネ・環境】

 中国政府は都市の建築省エネ率を2010年に50%とするよう計画しており、中国の建築省エネが孕む巨大なビジネスチャンスに海外の企業や投資家も注目している。

 例えば、世界最大のエアコン及び冷凍設備のメーカーである米Carrier社は、1.9億ドル超の対中投資を行っており、2006年には上海に研究開発センターを設けていたが、同センターが開発した最先端技術による省エネ型エアコンの生産ラインが先頃完成した。この製品を大型ビルで年間180日運転する場合、年間40万kWhの節電が可能になる。これは上海の家庭222世帯の年間電力使用量に匹敵する。

 Carrier社以外にも多くの海外企業が中国の建築省エネ分野におけるビジネスチャンスを覗っている。今月中旬に開催された中国国際遮光・省エネ博覧会では、多くの海外著名企業が省エネ製品の売り込みに当たった。この博覧会を主催した上海万耀企龍展覧有限公司宣伝普及部の盛雷部長によると、上海で同博覧会が初めて開催されてからわずか3年であるが、同種の博覧会ではすでにアジア最大規模になっており、このことは、中国の建築省エネ市場が巨大な吸引力を有していることを示している。

 (新華網 3月25日)