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【新エネルギー】

韓国企業が新疆の炭層メタンガス開発の意向 (08/03/27)
2008/3/28
中国【新エネルギー】

 韓国のEcoeye社が新疆自治区の炭層メタンガス開発に関心を示している。

 21日、Ecoeye社は新疆自治区招商発展局に提携の意向を示した。Ecoeye社は新エネルギーと再生可能エネルギーの開発・利用を業務とし、すでに河南省の炭層ガス事業と新疆カシュガル地区の天然ガス熱発電事業に投資しているが、今回、新疆における炭層ガス回収設備の生産と石炭火力熱発電所の投資にも目を向けることになった。

 新疆招商発展局の説明によると、炭層ガスの開発によって、炭鉱事故の最大の原因である坑内ガスを新型エネルギーに変えるとともに、新疆の経済発展及び省エネ・排出削減対策にも一役買うことが出来る。

 炭層ガスは坑内ガスのことである。中国国内で発生する重大炭鉱事故のうち70〜80%は坑内ガスの爆発によるものであるが、炭層ガスは本来クリーンで高品質のエネルギーであり、カロリーは通常のガスの2〜5倍に上り、燃焼後の汚染物の排出が極めて少ない。しかし、炭層ガスの開発は難しく、投資額も莫大なものになるため、未だ大規模な開発と利用が実現していない。毎年膨大な炭層ガスが石炭採掘に伴って大気中に放出されており、資源を浪費するだけでなく、環境汚染の原因ともなっている。

 (緑港燃気資訊網 3月27日)