フランスAFPの6月12日付け報道によると、ドイツのフォルカー・ヴィッシング運輸相は12日、欧州連合（EU）の欧州委員会が中国製電気自動車（EV）に追加関税を課す方針を決めたことについて、Ｘ（旧ツイッター）で「貿易戦争や市場の分断ではなく、EU域内の競争拡大や市場の開放を通じて、自動車は適正な価格になるべきだ」と反発。「懲罰的関税はドイツ企業に打撃を与えた」と述べた。

 　中国市場を重視するドイツの自動車業界は対中貿易摩擦を懸念しており、ヴィッシング運輸相はかねてより追加関税に反対していた。オラフ・ショルツ首相も今年5月、中国から輸入されるEVの半分は西側諸国のメーカーによって生産されていると指摘していた。

（AFP　6月12日）