ロイター（Reuters）の7月3日付け記事は、ロシア財務省が同3日に発表したデータによると、上半期の石油・天然ガス販売による連邦歳入は前年同期比約41％増の5兆6980億ルーブル（651億2000万ドル）だったと報じた。原油高やルーブル安が寄与したとしている。

 　石油・天然ガスによる歳入は、ロシアにとって最も重要な単一の資金源であり、過去10年間、連邦歳入全体の約3割から5割を占めてきた。しかし、近年、西側諸国はロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアの石油・ガス収入を抑制する複数の制裁を発動している。

 　ロシア産の指標原油「ウラルブレンド」の上半期の平均価格は1バレル＝69.1ドルで、前年同期の52.5ドルから上昇。西側が設定した上限価格60ドルを上回った。また、上半期のルーブル相場は1ドル＝90.8ルーブルで、前年同期の76.9ドルから下落した。

（Reuters　７月３日）