ロイター（Reuters）の8月26日付報道によると、カタールは同日、クウェートに年間300万トンの液化天然ガス（LNG）を15年間供給することで合意した。

 　国営カタールエナジー（Qatar Energy）とクウェート石油公社（KPC）の最高経営責任者（CEO）は、クウェートにおけるLNGの長期売買契約に調印した。供給開始は2025年1月から。

 　クウェートは発電需要の増加に対応するため、輸入LNGへの依存度を高めており、今回の契約は2020年以降で2度目の契約。同時に、KPCは石油生産能力向上戦略の一環として、国内ガス生産量の増強を目指している。KPCのシェイク・ナワフCEOは、この取引は「クウェートの発電において極めて重要な役割を果たす」と述べた。

 　一方のカタールは今年に入り、世界有数のLNG輸出国としての地位を固めるべく、北油田プロジェクトのさらなる拡大を発表した。これにより、同プロジェクトのLNG生産量は2030年までに年間7,700万トンから1万4,200万トンに増加する見込み。

（Reuters　8月26日）