英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は9月26日、関係筋の話として、サウジアラビアは原油市場のシェア回復を目指して、1バレル100ドルという原油の非公式な価格目標を取り下げる準備を進めていると報じた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の主要産油国で構成されるOPECプラスは、原油価格を支えるために原油生産を削減してきた。しかし、米国など非加盟国による供給増や中国の需要低迷により、価格は今年6%近く下落している。
OPECプラスは今月、原油価格が9カ月ぶりの安値を付けたことを受けて、10月と11月に予定していた増産を延期することで合意。必要に応じて、減産幅縮小のさらなる延期、もしくは撤回する可能性があると表明した。FTによると、OPECプラスは原油価格の低迷が長引いても、計画通り12月から増産するという。
サウジアラビアは、これ以上の市場シェア縮小を容認しない方針で、原油価格が下落しても、外貨準備や国債発行などの資金調達手段で乗り切る考えだと見られている。
(FT 9月26日)
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は9月26日、関係筋の話として、サウジアラビアは原油市場のシェア回復を目指して、1バレル100ドルという原油の非公式な価格目標を取り下げる準備を進めていると報じた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の主要産油国で構成されるOPECプラスは、原油価格を支えるために原油生産を削減してきた。しかし、米国など非加盟国による供給増や中国の需要低迷により、価格は今年6%近く下落している。
OPECプラスは今月、原油価格が9カ月ぶりの安値を付けたことを受けて、10月と11月に予定していた増産を延期することで合意。必要に応じて、減産幅縮小のさらなる延期、もしくは撤回する可能性があると表明した。FTによると、OPECプラスは原油価格の低迷が長引いても、計画通り12月から増産するという。
サウジアラビアは、これ以上の市場シェア縮小を容認しない方針で、原油価格が下落しても、外貨準備や国債発行などの資金調達手段で乗り切る考えだと見られている。
(FT 9月26日)